名張市や警察、市内の各種団体など63団体が加盟する「暴力追放名張市民会議」が主催する講演会と街頭啓発が25日、市内であった。【買い物客らに啓発物を配布するメンバーら=名張市夏見で】

 同会議は2012年に正式に発足し、毎年この時期に暴力追放に向けた取り組みを実施している。

 同市夏見の名張市勤労者福祉会館であった講演会には、加盟団体の関係者ら約40人が参加。「暴力追放三重県民センター」(津市)の大内敏敬専務理事が「反社会的勢力の現状と不当要求への対応について」をテーマに講演した。【講演する大内専務理事】

 県内における暴力団の情勢や、同センターに寄せられた相談事例について触れ、不当要求などを受けた際には、恐れずに警察や弁護士、同センターなどに相談するよう求めた。

 講演の後、「マックスバリュ名張店」(同市蔵持町原出)前で関係者ら約30人が街頭啓発を実施。買い物客らに声を掛け、「暴力団を利用しない、恐れない、金を出さない、交際しない」と書かれたカード入りのマスクなど啓発物を配布した。

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