女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一は3月24日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で日テレ・ベレーザと対戦し、試合終盤に1‐1の同点に持ち込んで本拠地初戦で今季初の勝ち点を得た。会場には1007人の観客がスタンドに詰めかけ、ホームゲームでの観客動員目標を超えた。【同点ゴールを決めた後、チームメートから祝福を受けるくノ一FW小川(中央)=伊賀市で】

 くノ一は開幕戦と同じメンバーが先発。リーグ5連覇を目指す日テレの巧みなパス回しに対し、ボール奪取のタイミングを少し後方に下げて駆け引きに出る戦術で臨んだが、前半30分に中央を縦パスで崩され先制を許した。

 後半は守備的中盤の乃一綾と近い位置でプレーしていたセカンドストライカーのMF杉田亜未とMF森仁美が、フォワードに近い距離でプレーするよう変更。相手陣内の深い位置からしつこく圧力を掛けてリズムをつかむと、後半36分のコーナーキックにFW小川志保がこぼれ球を押し込んで値千金の同点ゴールが生まれた。くノ一はその後も好機を作ったが、逆転はならなかった。

 試合後のインタビューで、キャプテンの杉田は「粘り強く最後まで戦おうと思っていた。アグレッシブさが自分たちの持ち味。更にゴールに向かうプレーを増やしたい」と話し、ゴールを決めた小川は「今のチームに手応えを感じている。前線からの守備を恐れずにやった結果が出た」と振り返った。

 大嶽直人監督は会見で「少々ボールを奪われても崩されているわけではなかったので、後半も自信を持ってスピードアップしようと話した。うまく駆け引きできたと思うし、90分間自信を持ったプレーが貫けていた」と選手を労った。

 次節の31日もくノ一の本拠地が会場で、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦する。