名張市少年消防クラブ運営協議会副会長で同市蔵持町里の若山好孝さん(70)が、このほど消防功労賞で知事表彰を受賞。19日に市役所を訪れ、亀井利克市長に報告した。【表彰状を手にする若山さん=名張市鴻之台1で】

 若山さんは65歳まで市内で会社員として働く傍ら、蔵持小や桔梗が丘小などの同クラブ指導者を38年間続けてきた。また、同協議会の副会長や会長を務めるなど、長年運営に携わってきた。

 同クラブは年に数回、小学4年から6年の児童を対象に、消火器の扱い方や、毛布を使った応急担架の作り方など、火や災害に関する知識を伝え、地域防火・防災の担い手を育てている。現在は市内9校で、計39人の児童が活動している。

 若山さんは長年の活動を振り返りつつ、「学んだことを子どもたちが両親にも報告することで、地域の意識がさらに高まる。今後も余力を注ぎたい」と話した。

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