伊賀市にゆかりがある新感覚派の作家、横光利一(1898-1947)を偲ぶ21回目の「雪解のつどい」が、3月17日午後1時30分から同市上野丸之内のハイトピア伊賀5階で開かれる。市内の高校生が横光の著書からおすすめ作品を選び、書評し合う「ビブリオバトル」(書評合戦)もある。【展示する大型絵巻を手にする福田委員長(左から2人目)ら=伊賀市役所で】

 この行事は横光が下宿生活を送っていた三重県立第三中学校(現上野高校)時代の体験を題材にした中編小説「雪解」の題名から名付けられた。小学時代に大津市から母が生まれ育った同市柘植町の野村地区に移り、中学卒業まで伊賀で過ごした。

 今回のテーマは「生誕121年 横光作品の魅力」。ビブリオバトルは上野高と桜丘高の生徒6人が各5分間でおすすめ本を紹介し、投票で一番読みたくなった作品を決める。埼玉学園大の掛野剛史准教授による講演「新世紀の横光利一-その魅力と可能性-」もあり、会場には地元絵手紙グループいろはが作成した7枚で長さ計14・2メートルの大型絵巻も展示する。同4時まで。

 参加費は300円(資料代)で、高校生以下は無料。主催する実行委員会の福田和幸委員長は「高校生の独特で斬新な発表を期待しています」と話した。

 問い合わせは市文化交流課(0595・22・9621)へ。