伊賀市下郡の南部木津川沿いにブランコに乗って遊ぶ親子のほほ笑ましい姿が出現?!?よく見ると、かかしだ。【かかしを紹介する(左から)照子さん、松本さん、木下会長=伊賀市下郡で】

 近くに住む松本三二さん(68)、照子さん(67)夫妻の手作り。昨秋、堤防の桜にハロウィーンの飾り付けが施されていた後、にぎわいを演出しようと考えたのがきっかけ。

 インターネットで調べた作り方を参考に、木やペットボトルの骨組みに気泡緩衝材を巻いて人型に整え、顔には肌色のストッキングをかぶせた。数日かけ、草刈り作業をしている等身大のかかし4体を完成させた。

 地区に少なくなった子どもたちのかかしも作りたいと、2人は更に作り方を研究。近所の人から使わなくなった乳母車や三輪車、ブランコなどを提供してもらい、照子さんが安く購入した新品の靴や服を着せ、年末までに10体の親子かかしを仕上げた。

 近くの保育園児が見に来て喜んでいたり、噂を聞いた人が写真を撮りに来たり、「にぎやかになった」「子どもがいるからほっこりする」と評判を呼んだ。

 同地区で環境保全に取り組む南部環境保全会の木下隆幸会長も「活気が再現した」と、メンバーととともに周辺の草刈りなどの整備に協力している。
 松本さん夫妻は「皆に喜んでもらえたらうれしい。季節に応じて変えていけたら」と話した。

2019年2月23日付742号1面から