名張市美旗中村の知的障害者入所施設「名張育成園成美」で、職員が入所者を殴る虐待があったと、運営する社会福祉法人名張育成会(市川知恵子理事長)が2月13日に発表した。

 同法人によると、1月17日午後4時半ごろ、20代の男性職員が50代の男性入所者の右あごを左の握り拳で殴り、全治2週間のけがを負わせた。別の職員があごのあざに気づき、男性職員に確認したが、「入所者が自身でたたいた」と説明していた。その後の内部調査で、1月末に事実を認めたという。

 男性職員は「規定量以上の飲料を要求され、感情的になった」と話しているという。

 同法人は既に、自治体が設置する関係機関に報告などしており、県の指導を受けながら再発防止策を検討するとしている。

 現在、男性職員は自宅で待機しており、法人では15日に処分を決定するという。