伊賀市の岡本栄市長は2月4日、地元住民有志が立看板で抗議している「上野東町ポケットパーク整備事業」の公衆トイレ設置について、「どのような事業でも100%賛成ということはない。公共性、将来への投資として行わないといけない」と、計画通り事業を進める考えを示した。工事の入札は今月中に再公告する方針。

 この日開かれた定例会見で岡本市長が質問に答えた。同事業は「トイレ公園だと思ってもらってはいけない。芭蕉の精神を生かしたポケットパークで、その中の休息施設」と述べ、地元の自治協に対しては「たくさん説明してきた」と答えた。

 また、昨年12月の市議会一般質問で、岡本市長が答弁で「必ずしも地元の同意が要るわけではない」という趣旨の発言をし、地元地区から抗議の声が上がっていることについては「自治基本条例に規定する同意の対象となる公共施設は住民生活とかかわりが深く、重大な影響が及ぶと考えられるものが対象で、今回は同意の対象ではない。その分、十分説明した」と撤回しない考えを示した。

 同問題を巡っては、上野西部地区に住む住民有志が先月末、建設予定場所に接する民有地に十分な話し合いをしないで場所が決まったことに異議を唱える「住民不在のまちづくり反対 住民と話し合いを」などのメッセージを書いた立看板を設置。約7千万円に上る高額な整備費にも疑問を投げかけている。