県立名張高校(山口雅弘校長)の生活デザイン系列で被服を学ぶ生徒10人が1月18日、名張市西田原の介護施設・第1はなの里ケアハウスを訪問。伊賀のくみひもを使った、手作りの巾着を70代から90代の利用者16人にプレゼントした。【巾着を受け取り喜ぶ利用者と生徒ら=名張市西田原で】

 青少年の育成や世代間交流を目的に、名張中央ロータリークラブ(RC)が企画。4年前から実施し、毎年市内の異なる施設を訪問、寄贈している。

 巾着の製作をRCが同校に依頼し、布やくみひもなど、必要な材料を提供。昨年12月から総合学科生活デザイン系列被服専攻の生徒12人が計24枚製作した。縦20センチ、横15センチほどの大きさで、花柄。
 
 この日訪れた生徒らはグループに分かれて利用者と談笑後、巾着に利用者へのメッセージカードを添えて手渡した。

 巾着を受け取った上甲カシコさん(92)は、「涙が出るほどうれしかった。買い物ツアーの時に使わせて頂きます」と目を潤ませた。同校の小田結菜さん(3年)は、「喜んでもらえて良かった。高齢者の方とお話しも出来て楽しかった。」と話した。

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