昨年11月にあった「第388回段位暗算検定」(全国珠算教育連盟主催)で、名張市桔梗が丘小5年の祖父江悠大君(10)(同市桔梗が丘)が十段に合格。1月16日に市役所に亀井利克市長を訪問し、計算する様子を披露した。【市長の質問に答える祖父江君=名張鴻之台で】

 九段取得から約8か月、2回目の挑戦。十段合格者は全国で26人で、県内では唯一の合格者だった。祖父江君は九段取得まですべての検定を一度で突破しており、十段挑戦で初めて不合格を経験したが、今回雪辱を果たした。

 両親の勧めで、幼稚園の年長から、市内で教室を開く竹島珠算簿記学校に入校。同校には週3、4日通い、準五段を取得している珠算も学ぶ。自宅でも毎日30分は練習に励んでいる。

 同検定で十段に合格するには、必須3種目(かけ算、割り算、見取算)の全てで200点満点中190点以上を取ることが条件で、40問を3分以内に解答する。計算の速さや正確さ、解答の表記まで採点の対象になるという。【計算する様子を披露する祖父江君】

 祖父江君は「2回目で合格できてうれしかった。珠算も十段を目指したい」と話し、将来の夢は「まだ考え中です」と照れた様子を見せた。

 同校の竹島正記校長(46)は、「解答を書きながら、既に次の問題を頭の中で解き始めている」と、テクニックを解説。「イメージ力が鍛えられ、将来色々な場面に生かせる」と話した。