三重県の鈴木英敬知事と名張市の亀井利克市長との「1対1対談」が16日、同市蔵持町里の市武道交流館いきいきであった。来場した約200人の市民が耳を傾けた。【和やかに対談する鈴木知事(左)と亀井市長=名張市蔵持町里で】

 テーマは「2040年を見据えて~地域共生社会の創造~」。少子高齢化や人口減少が進む中、県や市が取り組むべき課題などについて2人が意見を交わした。

 亀井市長は対談で、総務省が推進する定住自立圏構想など広域行政について触れ、「周辺自治体と一緒に観光などをやっているが、もっと色々なことをやっていくには、かなり国のハードルが高い」とし、鈴木知事に国への働きかけなど協力を求めた。

 鈴木知事は、同市は定住自立圏構想の中心市の人口要件に達しているが、昼夜間人口比率の要件がやや到達していないとした上で、人の流れを証明できるデータがあれば可能性があるとし、「制度の条件などを明確にするよう、国に働きかけていきたい」と答えた。【来場した市民に語る鈴木知事】

 また亀井市長は、同市の健康寿命が全国平均を上回っていることや、市の年齢階層別転入者・転出者数のデータが、18年に40歳から64歳までの世代で転入超過に転じたことなどを紹介。

 鈴木知事は、前回の消費税増税で地方の消費の落ち込みが大きかったことに触れ、健康マイレージを活用するなど、「健康と消費行動をうまく結びつけて、県と市で一緒にやっていきたい」と話した。