新築移転した伊賀市役所新庁舎(四十九町)の開庁式が1月4日、正面玄関前であり、岡本栄市長や岩田佐俊議長らのテープカットで門出を祝った。1階ロビーでは地元の「島ヶ原獅子神楽保存会」が御用始めで出勤した職員や訪れた市民らの前で獅子舞を披露した。【「鼻髙踊り」を披露する天狗役の子どもら=伊賀市四十九町】

 5階会議室であった年頭の訓示では、岡本市長が集まった幹部職員ら約50人に「2004年に合併して16年目になる。特筆すべきはしばらく分散型の庁舎だったが、連携や情報共有がしやすくなる。しっかり生かしてより市民サービスに生かしてほしい」と述べた。

 午前8時30分からの業務開始には早速、市民が手続きなどに大勢訪れた。1階にある戸籍住民課の窓口でこの日最初に婚姻届を提出した会社員の西出宏史さん(31)は「1番を狙っていたのでうれしい。いいスタートが切れた」、新妻の莉穂さん(26)は「助け合って明るい家庭を築いていきたい」とそろって笑顔で話した。【訪れた市民らで混雑する1階フロア】

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