2019年1月から伊賀市四十九町に移転する伊賀市役所の新庁舎で12月22日、竣工式があった。関係者など約230人が式典に参加し、完成を祝った。【竣工を祝うくす玉を割る市長ら=伊賀市四十九町で】

 新庁舎は鉄骨造り、5階建て。敷地面積約1万7000平方メートルで、延床面積約1万4000平方メートル、建設費は約51億円。「市民に開かれた、誰もが使いやすい庁舎」など5つの基本理念で設計され、17年3月に着工した。

 式典のあいさつで、岡本栄市長は「安心安全な行政の拠点として市民の皆さんにしっかりと力を発揮していけるものと思っている」と話した。また、鈴木英敬三重県知事は隣接する県庁舎との連携について「地に足ついた連携を」と期待を寄せた。

 式典後、市民などに向けた内覧会も開かれ、市長室などを見学した人たちからは「すごい」などの声が上がった。市長室をはじめとした、執務室は天井ボードを張らない直天井仕上げとなっている。更に、みえ森と緑の県民税を利用して、市内産の木材を吹き抜け周りの柵などに使用している。【市長室を見学する人に説明をする岡本市長=同】

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