伊賀市は12月20日、油圧機器大手KYBと子会社が製造した免震・制振オイルダンパーの検査データ改ざん問題で、同社が新たに公表した追加物件の中に伊賀市役所新庁舎が含まれていたことを明らかにした。市の求めた基準を満たしていなかったが、来年1月4日の開庁に支障はなく、今月22日の竣工式も予定通り行うとしている。【今月22日に竣工式を予定する伊賀市役所新庁舎=同市四十九町】

 管財課の庁舎整備推進係によると、不正があったのは地下部分に設置された長さ約3・3メートル、直径が最大40センチの免震用オイルダンパー4基のうち1基で、国土交通省の基準は満たしていた。20日昼過ぎに同社の担当者らが謝罪と説明で訪れ、製品の取り換えを求めたという。【新庁舎に設置された免震オイルダンパーの一つ】

 新庁舎の免震用オイルダンパーは震度6強に耐えられる設計で、10月の問題発覚後に同社幹部は市に納入した製品について国と市の基準をいずれも満たしていると説明していたという。