青少年の健全育成功労で知事表彰を受けた「島ヶ原獅子神楽保存会」の山菅善文代表(73)ら4人が12月18日、津市内であった表彰式の後に伊賀市役所を訪れ受賞を報告した。【知事表彰の報告をする山菅代表(左から2人目)ら=伊賀市上野丸之内で】


 過疎化が進むなかで同保存会は1973年に発足。市教育委員会によると、鵜宮神社(同市島ヶ原)の秋祭りで奉納する獅子4頭の「獅子踊」は市指定の無形民俗文化財で、享保年間に伊賀地域で復興されている原形と言われる敢国神社(同一之宮)の獅子舞の影響を受けて始まったとされる。

 中高年層が活動の中心だが、94年ごろから地元の子どもたちが「やってみたい」と入会するようになり、現在は地元島ヶ原地区の小学生5人と中学生4人を含む32人が所属。秋祭り以外にも、他地域にある団体との交流や成人式でのお祝い、保育園、小中学校でも舞いを披露している。【秋祭りでの奉納を前に「鼻髙踊り」の天狗として稽古する小学生ら】

 山菅代表は「移住してきた家族のお子さんが参加してくれたり、子ども同士で教え合ったりと仲間づくりをしてくれるのがうれしい」と話し、岡本栄市長は「長年にわたって地域の伝統継承を通じ、地域の絆づくりに生かして頂いている。今後も子どもたちに伝えてください」と労った。