大規模災害や火災、感染症などが発生した場合の出動に備え、名張市ではこのほど、除染用シャワーや防護服、エアーテントなどの救助資機材と査察支援車を導入した。12月11日には消防職員向けの取り扱い説明会が開かれた。【除染用シャワーを設営する職員ら=名張市鴻之台で】

 導入された資機材は、気密形化学防護服4着と空気呼吸器4台、ストレッチャーも入る除染用シャワーとオゾン水発生装置1組、6メートル四方のエアーテント1基=写真2枚目。査察支援車は7人乗りの日産キャラバン(四輪駆動)=写真3枚目=で、購入額は資機材と合わせ2295万円。

 説明会では、エアーテントと除染用シャワー、防護服を実際に準備し、設営方法や注意事項についてメーカー担当者から説明を受けた。同市では既に2基のエアーテントを備えているが、新たに導入したゴム製のものは、空気を送るための電源が確保できれば準備も含め数分で設営が可能だといい、災害時の救護所や職員の宿営場所などに活用される。

 市消防本部の担当者は「オリンピックや三重国体など、たくさんの人たちが三重県や伊賀地域を訪れる。さまざまな事案の発生を想定し、多くの職員が資機材の取り扱いを習得しておく必要がある」と話した。