建設工事現場の労働災害防止活動を促進しようと12月6日、伊賀労働基準監督署が名張市と合同で、同市富貴ケ丘6番町の災害復旧工事現場をパトロールした。【工事現場をパトロールする亀井市長と市の職員ら=名張市富貴ケ丘6で】

 31日までの墜落災害防止強調月間に合わせたもの。現場は2017年10月の台風21号の際、幅30メートルにわたって、50メートルが崩落した緑地の盛り土部分。約30分の見回りの後、意見交換がされた。

 意見交換では「墜落防止の柵が法面のきわにあるのが気になる」など、危険に感じた個所などを市職員と労基職員が意見を出し合った。

 工事を施行するマルト重建によると、11月14日から工事に入り、現在は現場の松木の伐採などを行う工事準備段階。18年3月の完了を予定している。現場責任者の大谷喜世己さんは「急傾斜になっているため法面に近づかないよう指導するなどし、今後の進み具合によって対策を行っていく」と話した。

 森孝志労働基準監督署長は「ちょっとした気の緩みが大きな災害に。日々の対策、声掛けが重要」と総括で話した。

 同署によると、管内で1月から10月末現在までに、全産業の休業4日以上の死傷者が168人、うち1人が労災で亡くなったという。