伊賀市議会12月定例会の一般質問3日目があった10日、市は公有民営方式の伊賀鉄道に単独乗車する障害者の運賃について、福祉施策として助成事業を拡大する方向で同鉄道と調整していると説明した。時期は来年4月からを目指しているという。

 近森正利市議(公明党)が6月定例会で採択された同鉄道の障害者運賃割引に関する請願の進ちょく状況について質問し、健康福祉部の田中満部長らが答えた。市では現在、重度障害がある住民に対しタクシーなどの乗車券や自動車・原付バイクの燃料券を交付している。

 同鉄道が実施している割引制度は、身体障害者手帳または療育手帳を持つ第1種の乗客が対象。第2種の乗客は原則適用しておらず、精神障害の乗客は対象に入っていない。

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