伊賀市千貝の市立阿山中学校(宮嵜永合校長)で12月7日、全校生徒150人が参加した交通安全教室が開かれた。校舎前広場では、10トントラックの運転席に生徒が座り死角の確認や左折時に起きる巻き込み事故の再現実験があった。【巻き込み事故の様子を再現するトラックと見学する生徒たち=伊賀市千貝で】

 同教室は生徒会主催で、依頼を受けた伊賀署と伊賀・名張両市内の運送業95社が加盟する三重県トラック協会伊賀支部(山本貞夫支部長)が協力した。同校によると、生徒の9割強が自転車通学で、この夏にも部活動の途中に自転車に乗った生徒がトラックの荷台部分に接触し、けがを負う交通事故があったという。

 体育館であった交通課の署員による交通安全講習では、2018年中に県内で発生した自転車が絡む交通事故の死傷者は11月末現在で負傷者472人、死者11人で、うち中学生は52人がけがをしたと説明。生徒たちに自転車利用時のルール徹底を求めた。

 4トントラックを実施に使った実験では、歩行者や自転車に乗った人に見立てた高さ約150センチの段ボールを置き、左折時の内輪差で起きる巻き込み事故の様子を繰り返し再現した。その後、3年の稲岡柚月さん(15)ら生徒会役員の6人が「事故ゼロ宣言」を読み上げた。