児童図書の購入に役立ててもらいたいと、伊賀市服部町の自動車整備販売会社「小川モータース」が10月30日、創業69年にちなんで6万9000円を上野図書館に寄付した。【児童図書の購入費を寄付する小川会長(右端)と妻の幸子社長(右から2人目)=伊賀市役所で】

寄付は2015年から始まり、今年で4年目。図書館で選書した本は小川秀貴会長が図書館への入退出時と本を開くとき、読み終えたときの4回、礼をしてほしいとの願いから名付けられた館内の「小川モータース四礼文庫」に並べられている。

同図書館によると、これまでの3年間で点字や外国語版を含む絵本や紙芝居など168冊を購入した。会長は「会社が長年続けてこられたのは地元の皆さんのおかげ。何らかの形で恩返しがしたいという思いと、私は本と子どもが好きなので今後も続けていきたい」と話し、岡本栄市長は「来年は70周年。ずっとお気遣い頂き感謝いたします」と礼を述べた。

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