災害などの緊急時に、子どもたちはどのような反応をし、周囲の大人たちはどのように支えていけばよいのか??。緊急時の子どもの心の反応と支援を学ぶ研修会が、10月21日午前10時から正午まで、名張市百合が丘西5の市子どもセンターで開かれる。【研修会への参加を呼び掛ける小児科の小林さん=名張市百合が丘西5で】

 講師は宮城県を中心に子どもの心のケアについて実践をしている「みやぎ心のケアセンター」の副センター長、福地成さん。

 福地さんは東日本大震災の時、仙台の病院で精神科医として勤務。病院が大きく揺れて停電になり、町が真っ暗になった状況で、入院している子どもたちに今何が起きているのかをどう伝え、不安がる子どもをどのようにケアすべきかという深刻な現実に直面した。その後、同センターに異動し、精神科医として地域に密着しながら、その研究成果を国内外に発信している。

 福地さんとは十年来の友人だという名張市立病院の小児科副診療部長、小林穂高さん(43)が、昨年と今年2月に福地さんを招き、医師や看護師などの専門職を対象に研修会を開催。好評だったため、今回は市民対象の研修会を企画した。

 小林さんは「災害時はもちろん、身近なところでは児童虐待、いじめ、交通事故の目撃といった場面でも、子どもたちは年齢によってさまざまな反応を出します。幼い子はしがみついたり、幼児返りしたりして保護者を心配させますが、これは子どもの『異常な事態に対する正常な反応』であることを研修会で学びます」と話す。

 入場無料。手話通訳、要約筆記もある。託児(6か月から小2まで。定員10人)は予約が必要。

 申し込み、問い合わせは市子ども発達支援センター0595・62・1088へ。

2018年10月13日付733号12面から