伊賀市現庁舎を改修するための補正予算案を審議していた9月定例会最終日の採決前日、岡本栄市長が同予算案に反対の上田宗久議員に対し、地元地区で予定する道路改良事業の話を持ち出し「(予算案が)通らないと、優先順位を変えていかなければならないこともあり得る」との働きかけがあったとする問題を受け、市議会の会派代表者会議が10月18日、対応について話し合った。今後は議会全体で協議する方針。【代表者会議で配布された録音データを基にしたテキスト資料(市議会事務局作成)】

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 上田議員によると、本会議の採決を翌日に控えた先月27日午後4時ごろ、市幹部らの求めに応じて花之木地区市民センター(同市大内)で岡本市長と面会。住民自治協議会会長ら地元地区の役員も同席していたという。

 代表者会議では面会時に録音したデータのテキスト資料を配布。読み終えた議員の多くは「明らかに脅されている」「こういう手法は止めるべきだ」「姑息な説得工作。二元代表制を冒とくしている」など批判。また、上田議員以外からも「僕に対する圧力もある」との発言もあった。

 市議会は今月5日、岩田佐俊議長が岡本市長に同問題の調査を求める申し入れ書を提出。報告期限だった15日に文書回答があり、岡本市長は「現庁舎整備に関する熱意をくみ取って頂きたい思いと、伊賀市が種々の事業を進める上での今後の可能性について述べただけです」などと説明した。同補正予算案は本会議の採決の結果、反対多数で否決になっている。