「ふるさと伊賀での演奏会は心が落ち着くし、今から楽しみ」と口をそろえるのはピアニストの桂眞優さん(25)とクラリネット奏者の福岡裕子さん(23)。10月6日午後3時半から伊賀市上野丸之内の史跡旧崇広堂である「若き二人の演奏家によるデュオコンサート?秋を彩る音楽の調べ?」に出演する。【リハーサルの合間に笑顔を見せる桂さん(右)と福岡さん=伊賀市東高倉で】

 2人はいずれも上野高校出身。桂さんは桐朋学園大学音楽学部から東京音楽大学大学院音楽研究科に進み修士課程を修了。福岡さんは東京音楽大学の4年生だ。

 高校時代は音楽での接点はなかったという2人は、東京音楽大学で再会。2年前、福岡さんが東京都であった「日本クラリネットコンクール」に出演するにあたり、ピアノ伴奏を桂さんに依頼、初の共演が実現した。昨年は伊賀上野城のライトアップイベントでも共演している。

 コンサートではビドール作曲の「序奏とロンド」とモーツァルト作曲の「クラリネット協奏曲イ長調」の他、数曲をデュオで演奏する。「序奏とロンド」は、福岡さんが出場したクラリネットコンクールで2人が初共演した思い出の1曲。この他、桂さんがベートーベン作曲の「ピアノソナタ第8番『悲愴』」、福岡さんがストラビンスキーの作品などをそれぞれ独奏する。

 桂さんは「崇広堂という和の風情が漂う場所での演奏は初めて。和と洋の融合がどうなるのか楽しみです」、福岡さんは「久し振りに地元に戻り、友人などにも聴いてもらえるのがうれしい。ピアノとの共演でクラリネットの音色がより引き立つと思います。お子さまも含めて多くの方に来場頂きたい」と呼び掛けた。

 入場料は500円。

 問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。

2018年9月22日付732号13面から