JAいがふるさとファーマーズマーケット「ほのぼの市場」(名張市夏見)で10月2日、赤目松茸の初市と初競りが開かれた。初日となったこの日は、生産者3人の計4・9キロが競り落とされた。【香りを確かめる仲買人=名張市夏見で】

 赤目松茸は名張の特産品で、毎年赤目仲買人組合の主催で、競りが開かれている。生産者らによると今年は7月終わりから8月の雨量が少なかったことから、例年より初日の出荷量が少なかったという。

 競りでは伊賀地域から集まった仲買人7人が大きさ、香り、色づきなどを確かめて落札。1キロ当たりの落札最高額は6万6000円で、平均は4万6800円。落札されたマツタケは、京阪神の料亭に卸される他、小売店で販売されるという。

 同組合の長谷川正組合長(87)は「終わってみないと今年の出来は分からないが、11月中ごろまで楽しめると思う」と話した。

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