名張市黒田に群生するヒガンバナが土手や田の畔を真っ赤に染め、訪れた人を楽しませている。【真っ赤に咲くヒガンバナと、撮影する男性=21日に名張市黒田で】

 ヒガンバナは秋の彼岸ごろ、地面からのびた茎の先に赤色でしべの長い花を咲かせる。毒性を生かし、田畑などを動物の害から守るため人為的に植える地域もあるが、黒田のヒガンバナは自然に群生したものだという。

 近くに住む米山芳久さん(72)は「いつからか分からないが、私が子どものころから咲いている。毒素があるので球根が残りやすいのか、年々増えていっているようだ」と話す。

 約100㍍続く花道は、さまざまな人を魅了する。大阪府堺市から訪れた男性は、「この場所は何回か来たことがある。本当にすばらしい光景」と話し、名張市梅が丘から来た男性は「この時期になると毎年来ています」と真っ赤に染まる風景をスマートフォンで撮影していた。