伊賀市教育委員会は9月14日、市内9小学校のブール施設に建築基準法に適合していないコンクリートブロック塀があったことを公表した。当初の目視調査では0件と説明していたが、その後の非破壊検査で危険性があるブロック塀が残っていることが分かった。現在は対象施設を立ち入り禁止にし、今後は撤去など対策を講じていく方針。【基準に適合しないブロック塀が見つかった成和西小のプール(伊賀市教委提供)】

 市教委によると、目視調査を実施したのは大阪北部地震で高槻市の児童が倒れてきた学校のブロック塀の下敷きになり亡くなる事故が発生した2日後の6月20日。その後、国から詳細調査の指示があり、専門業者が7月19日から8月9日にかけて小学校10校と中学校2校を対象に非破壊検査を実施した。

 基準に適合しないブロック塀があったのは久米小、長田小、新居小、依那古小、神戸小、成和東小、成和西小、三訪小、休校中の比自岐小で、いずれもシャワーや腰洗い槽の手すりを取り付けた塀などだった。他の柘植小と西柘植小、柘植中、青山中の4校は鉄筋コンクリート造りで、ブロックは使っていなかった。

 8月17日に業者から速報結果の報告があり、市教委が関係学校に通知。公表は約1か月後だった。