全国高校総体・柔道競技の4日目が8月11日、津市産業・スポーツセンター内「サオリーナ」で開かれ、女子個人57キロ級に出場した名張の堂﨑月華さん(3年)が準優勝した。【3回戦で松商学園(長野)の選手に小外刈りを決める堂﨑さん(上)=津市北河路町で】

 2回戦から登場した堂﨑さんは、決勝までの5戦のうち3試合が延長戦に。2回戦は延長の末にけさ固めで、3回戦は小外刈りで一本勝ち。ともに延長にもつれ込んだ4回戦は相手の反則、準決勝は小外掛けで勝利し、昨年の同大会でマークした自己最高のベスト4を上回り、決勝の舞台へ立った。

 決勝では立命館宇治(京都)の選手と対戦し、惜しくも袖釣込み腰からの合わせ技で敗北。しかし、選手人生初となる全国2位に輝いた。試合を振り返り、「日本一を目指していたけど、今までで一番上の順位なのでうれしい。次は日本一を目指したい」と先を見据え、晴れやかな笑顔を見せた。【試合後監督らとともに笑顔を見せる堂﨑さん(中央)=同】

 試合を見守った宮下豊監督は「昨年のベスト4以上なら良いと思っていただけに、ほっとしている。いろんな人たちの力もあってここまで来ることができた。まだまだ伸びる選手」と評価した。

 この日は他に、女子団体の3回戦から決勝、個人48、52キロ級の試合があり、名張は団体戦では3回戦敗退、52キロ級の牧野早姫さん(3年)は2回戦敗退となった。柔道競技最終日の12日は、女子63、70、78キロ級と78キロ超級の個人戦が行われ、同高からは5選手が出場する。

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