伊賀市消防本部の東消防署に勤務していた40代の男性消防司令補(当時)が部下の20代男性職員に発した家族を中傷する暴言がハラスメント行為に当たるとして、久保安治消防長が訓告の処分にしたことが8月3日、同消防本部への取材で分かった。【伊賀市消防本部の庁舎=同市緑ケ丘東町】

 処分は7月13日付。消防本部や市によると、暴言があったのは2015年度で、今年5月14日に人事課内にあるハラスメント対策事務局に部下の男性職員から相談が寄せられ、発覚した。同事務局は「ハラスメント行為があったものと推察される」として6月27日に消防本部に対応を指示する通知を送り、久保消防長が事実確認のため双方から聞き取りを行った。

 取材に対し、久保消防長は「上司の男性職員が発した言動がハラスメントに値すると認定した。暴力は確認できなかった。上司の男性は『深く反省している』と話していた」と答えた。2人は16年4月にそれぞれ別の勤務先に異動になり、部下の男性は今年6月末で退職したという。