全国高校野球選手権三重大会の決勝戦が7月25日、四日市市営霞ヶ浦球場で行われ、59年ぶり3回目の優勝を目指す松阪商と、1959年の創立以来初の甲子園を目指す白山が対戦。2点を先制した白山が中盤にビッグイニングを作り、8‐2で初優勝を果たした。【9回裏、松阪商の最後の打者を打ち取り、マウンドへ駆け出す白山の一塁手・有森君=四日市市羽津で】

【5回表白山一死満塁 有森君が左翼フェンス直撃の走者一掃の二塁打を放つ】

 2回戦以降全てコールド勝ちの松阪商と、3回戦以降全て1点差勝利の白山が決勝で顔を合わせた。初回、敵失と内野ゴロの間に2点を先制した白山は5回、満塁から3番・有森紫苑君(3年、赤目中出身)の走者一掃の二塁打などで一挙6点を加え、突き放した。6回に2点を返した松阪商は、白山を上回る13安打を放ちながら残塁12と攻め切れなかった。

【優勝が決まり、マウンドに集まり喜び合う白山の選手たち】

 就任6年目の東拓司監督(40)は、2010年夏に上野を率いて県ベスト4の経験がある。試合後には「赴任した当時は人数も少なく、『まず野球部にしたい』というところから始めた。厳しい環境で野球を続けてきたことが結果につながった。選手たちは1試合ごとに力をつけてくれたし、たくさんの方に力を頂いた」と話した。

【試合後、インタビューに答える白山・東監督】

 先制点につながる出塁や中押しの二塁打、終盤の攻守が光った有森君は試合後、「まだ夢みたい。今まで頑張ってきたことを全力で出そうと思っていた。(二塁打の場面は)気持ち良く打てた。思い切り行けたので良かった。甲子園でも白山の野球をして、ヒットを打って活躍できれば」と思いを語った。

 有森君が小学校時代に在籍した名張少年野球団の監督で、7月21日の菰野戦を観戦した中野健太さん(38)は「守備も打撃も成長したと実感した。甲子園の舞台でも思い切り楽しんで、今まで通りがむしゃらにプレーしてきてほしい」とエールを送った。

 白山が県代表として出場する「第100回全国高校野球選手権記念大会」は、8月5日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる。

※試合結果詳細は、伊賀・名張の高校野球応援ブログ(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載しています