三重県共同募金会が募集した赤い羽根共同募金運動のバッジデザインで、県立あけぼの学園高校(伊賀市川東)の生徒が上位4賞を独占した。最高賞の「三重の赤い羽根賞」には県の花「ハナショウブ」をモチーフにした今西真奈香さん(3年)の作品が採用され、10月から始まる募金運動で寄付協力者に配られる。【最高賞に選ばれた今西さん(後列中央)と入賞者の皆さん=伊賀市役所で】

 他の入賞者は、県知事賞が山田明日香さん(同)、県教育委員会賞が矢吹ビアンカさん(同)で、2人は県の鳥「シロチドリ」をデザインした。県社会福祉協議会長賞の岩本葵君(2年)は忍者のシルエットをあしらった。

 バッジデザインの公募は今回が初めてで、同高ではデザイン基礎の授業としてパソコンを使った作品づくりに取り組み、生徒15人が33点を応募。一般や小中高生88人から寄せられた計123点から今西さんら4人が上位賞に選ばれた。今西さんは「(ハナショウブは)華やかで映えると思った。選ばれてうれしい」と感想を話した。

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