夏休みを前に、自分で自分の命を守るための対処法を学んでもらおうと、名張市百合が丘東の百合が丘小学校のプールで、6年生(85人)が、「浮いて待て」の指導を受けた。指導を行ったのは「水難学会ライセンス」を取得している3人を含む、同市消防本部の署員9人で、子どもたちに浮いて待つことの大切さなどを伝えた。【浮いて待つ小学生たち=名張市百合が丘東9】

 指導員たちは最初に劇を交えて、水難事故に遭った際の浮いて待つことの大切さを伝え、「少しでも空気があれば、浮くことができる」とペットボトルなどで実演。その後、子どもたちもプールに入り、始めは自分の身体だけで浮き身に挑戦した。

 ペットボトルを使った方法では体のどの部分で持つと浮きやすいかなどを体験。最後に自分たちで水流を作り、服を着たまま流れる水の中で動くことの難しさを実感すると、児童からは驚きの声も上がっていた。

 最後に署員は「もし水難事故に遭ったら浮いて待ってほしい。浮いていないと消防職員が来ても助からない。友だちが溺れそうになった時は自分では助けに行かずに大人を呼んで119番通報して」と呼び掛けていた。

 「浮いて待て」を初めて体験したという1組の青山朋樹君(12)は「楽しく出来た。水泳をやっていたけど、慣れるまでは沈んでしまって難しかった。ペットボトルを使うとより楽になった」と話した。