名張市つつじが丘北の会社員、廣中麻美さんのペットはカタツムリの「つむ」。3年前の梅雨時、室内に飾ろうとした花木にくっついてきたのが始まり。【ケースの中のつむを見守る廣中さん=名張市】

 当時は小さくて小指の爪くらいの殻だったのに、今ではペットボトルのふたくらいの大きさに。越冬も3回した。レタス、キャベツ、ニンジン、キュウリ、トマトなどを食べるそうで、なかでも一番の好物はナスビだ。

 丈夫な殻を作るため、カルシウムが必要なので、飼育ケースには卵の殻も入れる。「カリカリ」と殻をかじる音がした時はびっくりしたそうだ。一度、つむを落としたことがあり、殻にヒビが入っているそうだが、瞬間接着剤で修復し、“リフォーム”済みだ。

 湿度が高い日はご機嫌で、よく伸びてよく動くらしい。まるで「イナバウアー」をするような、ご機嫌な時も。乾燥は天敵なので、毎日シュッシュッと霧吹きは欠かせない。

 意思疎通はできないので、「毎日、何を思っているか分からないけど、のんびり動く姿に癒やされる。元気でいてほしい」と廣中さん。そんな思いを知らずに梅雨を楽しんでいるつむである。

2018年7月14日付727号23面から

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