伊賀市新堂の神明神社で7月15、16日にある恒例の祇園祭で、今年は近くに住む西柘植小5年の桑原史帆さん(10)、優さん(10)の双子姉妹が舞姫を務めることになった。大勢の参拝者が訪れる2日間、心を込めて舞を披露するため、練習に取り組んでいる。【豊栄舞の佳子をする史帆さん(左)と優さん=伊賀市新堂で】

 同祭では例年、小学生が舞姫を務めることになっており、桑原さん姉妹は「やれるなら2人でやりたい」と立候補。6月下旬に市内の陽夫多神社であった舞姫の研修会で基礎を学んだ後は、祖母の美智子さん(70)に手ほどきを受けながら、自宅で稽古を続けている。

 神前で舞う舞姫の所作は、入退場からお辞儀の角度、サカキを持った指先の動き、足の出し方、方向の変え方など、端々にめりはりが求められる。「緊張する」という姉の史帆さんと対照的に、「全然緊張しない」と笑顔で話す優さん。互いに直すところなどを指摘しながら、息を合わせて稽古に汗を流す。

楽人の演奏で舞奉納

 所作を指導する宮田茂一宮司(73)は「初めてにしては良い出来。神さまを迎え、もてなすという気持ちをしっかり持ってほしい」と期待する。当日は紅白の装束に身を包み、楽人の演奏で「豊栄舞」などを奉納する予定だ。

 「祇園祭 サカキを持って 姉妹舞う」(史帆さん)

 「はなやかに まい姫デビュー 宵宮に」(優さん)

 舞姫を務めることが決まり、2人は思いを俳句にしたためた。史帆さんは「しっかり思いが伝わるように頑張って舞いたい」、優さんも「2人で美しく舞を見せたい」と意気込みを話した。

2018年7月14日付727号1面から