住民らで組織する伊賀市神戸地区の中小河川木津川改修工事促進期成同盟会は7月13日、地元の首長や議員ら宛てに要望書を提出した。【総会であいさつする福嶋会長=伊賀市上神戸の神戸地区市民センターで】

 同地区の期成同盟会は1994年設立。毎年のように関係機関への要望活動を続けている。この日開かれた今年度の総会には地元住民や来賓約50人が出席し▼木津川の河川改修工事の早期着工▼河川敷に繁殖する竹林伐採と堆積した土砂の浚渫工事▼川上ダム本体の早期完成▼洪水浸水想定区域図の早期作成を盛り込んだ要望書を採択した。

 同地区は台風の影響による床下浸水の被害がたびたび起き、13年の台風18号では木津川沿いを通る国道422号の上林地区から下神戸地区間約170メートルで決壊。市作成の洪水ハザードマップでは、地区内の多くが浸水1メートル以上で、2メートル以上5メートル未満の非常に危険な区域も含まれている。

 総会のあいさつで同市上神戸の福嶋吉久会長(70)は「最近は台風などの雨量が尋常でなく、先日の西日本豪雨では幸いなことに難を逃れたが、その状態になれば大変なことになっていた」と指摘。川上ダムによる洪水調整と木津川改修による治水対策を同時に進める必要性を出席した関係機関に訴えた。

 来賓として代理出席した大森秀俊副市長は「(ダム建設や河川改修の)事業が確実に進められ、神戸地区の住民の皆さんが安心して生活できるよう国や県、関係機関に市としても強力に働きかけていきたい」と話した。

 川上ダムは本体工事が着工し、5年後の2022年度に完成を予定している。