ボルダリングは自分との闘い。伊賀市三田の会社員、太田陽一郎さん(36)は、趣味が高じ、自宅庭にスポーツクライミングのボルダリング人工壁を手作りし、練習を楽しんでいる。【壁を登る太田さん】

 太田さんがボルダリングを始めたのは2年前。軽い気持ちで近くのジムで始めたところ、すっかり魅了され、熱心に通うようになった。更に自主練習をしたいと、自宅の室内に細長い木材を固定した、簡易の「フィンガーボード」を設置、指先などを鍛えていたそうだ。

 昨年末、庭付きの古民家を購入し、引っ越したのを機に、本格的な人工壁を設置しようと思い立った。
 日曜大工も好きな太田さんは、直径約5㌢の金属パイプで骨組みを作り、そこに厚さ12㍉の合板を固定し「ホールド」と呼ばれる、登るためのカラフルな樹脂製の突起石を約200個付けた。

 5月中旬までに2・7㍍四方の傾斜壁と高さ2・7㍍、横1・8㍍の垂直壁、1・8㍍、0・9㍍の長方形の天井壁を完成。更に雨除けにもなるプラスチック製の波板の屋根も付け、休日などに汗を流す。

 今後もコースを考える「ルートセット」を学んで、新たな人工壁や課題作りをしたいという太田さん。「以前にできなかった課題を達成した時は本当にうれしい。登れなくても次にどうやったら登れるか、試行錯誤して挑戦するのも面白い。一人でも出来るし、仲間と励まし合って登るのも楽しい」とボルダリングの魅力を熱く語った。

2018年6月23日付726号1面から