買い物や通院などで外出する高齢者の支援を目的にした地域運行バス「かんべ北斗号」の出発式が7月3日、伊賀市才良の伊賀鉄道丸山駅前であった。この日が試験運行初日で、式典に出席した地元神戸地区の住民や関係者ら約50人がバス導入を祝った。【式典後、始発便に乗り込む地元女性=伊賀市才良で】

 運営主体は住民自治協議会や老人クラブ連合会などで構成する神戸地区地域運行バス運営協議会で、地元バス業者の「キタモリ」に運行業務を委託している。同運営協によると、地区内を走っていた路線バスは20年以上前に廃止され、市が今年1月に策定した地域運行バスガイドラインの適用はかんべ北斗号が第1号だという。

 運行日は年末年始を除く毎週火曜で、丸山駅とコメリ青山店(同市青山羽根)が発着の「西ルート」と領主谷公民館と同店が発着の「東ルート」が各2往復する。10人乗りで、運賃は中学生以上100円、小学生50円で、障害者は半額の割引制度がある。

 ルートは7つある自治会エリアを通っており、駅や公民館、診療所、スーパー、ホームセンターなどに停留所を設けている。試験運行初日の始発便には早速、ホームセンターに行くという女性客らが利用した。

 同地区の人口は約2000人で、うち65歳以上の住民が約45%を占める。式典で運営協の中嶋孝会長は「1年半の検討を経てこの日を迎えたことは本当にうれしい。地域の人に利用して頂き、市など関係機関の支援や協力を得ながら本格運行を目指したい」とあいさつした。