サッカーW杯の決勝トーナメント1回戦、日本‐ベルギーのパブリックビューイングが7月3日午前3時から名張市役所(同市鴻之台)であり、早朝にもかかわらず約90人の市民が集まった。2点を先制した日本代表は追いつかれて終了間際に逆転を許し、2‐3で敗れたが、後半36分に出場した同市出身のMF山口蛍選手(セレッソ大阪)らに声援を送り続けた。【逆転ゴールを許した場面で悔しさを露わにする市民=名張市鴻之台で】

 初の決勝トーナメント勝利を目指す世界ランキング61位の日本が同3位のベルギーに挑んだ一戦。後半3分に乾貴士選手、同7分に原口元気選手のゴールで2点をリードすると、集まった人たちは飛び上がって喜び合った。しかし、同24分と29分にゴールを許して同点とされると、一転して緊迫した空気に。後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許すと、会場は「えー」「何で」という落胆の声に包まれた。

 観戦に訪れた70代の男性は「奇跡が起きず、悔しい。山口選手も今回は世界を照らすことはできなかった」とつぶやくように話した。山口選手の出身地、同市矢川の住民らでつくる「蛍サポータークラブ」の井上政征代表は「蛍選手が出てくれて良かった。力の差は少しあったと思う。4年後は必ず先発で出てほしい」と語った。