6月14日からロシアで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバー23人に、名張市矢川出身でJ1・セレッソ大阪所属のMF山口蛍選手(27)が選ばれた。W杯メンバーへの選出は4年前のブラジル大会以来2回目となる。【山口選手のW杯メンバー入りを祝福する横断幕の前で声援を送る住民ら=名張市矢川で】

 地元クラブ「箕曲WEST SC」出身で、中学時代からC大阪の下部組織でプレー。2009年にトップチーム(当時はJ2)へ昇格して以来、豊富な運動量を武器に、チームの中心選手として活躍してきた。16年には半年間、ドイツ1部の「ハノーファー96」でプレーし、同年6月にC大阪へ復帰した。

 5月31日に行われたC大阪の会見で、山口選手は「W杯の代表メンバーに選ばれたことをうれしく思う。日頃からサポートしてくれているいろんな人に感謝したい。本大会ではしっかり戦ってきたい」と意気込みを語った。

 同日夕方、地元住民らでつくる「蛍サポータークラブ」のメンバーや市サッカー協会関係者ら約30人が錦生市民センターに集まり、テレビの中継で発表会見を見守った。同クラブの井上政征代表(77)は「思い切り実力を発揮してくれるよう、地域として、サポータークラブとして盛り上げたい」と語った。

 日本代表は今大会、コロンビア、セネガル、ポーランドとグループステージを戦う。名張市では、グループステージ3試合のパブリックビューイングを市役所1階大会議室で開く。入場無料。申し込み不要。日時は以下(時刻は開場時間)。

 ▽19日(火)午後8時、対コロンビア
 ▽24日(日)同11時、対セネガル
 ▽28日(木)同10時、対ポーランド

2018年6月9日付725号19面から

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