伊賀神戸駅近くに伊賀市が借りた企業送迎バス転回場用地を巡る問題で、親族が役員だった土地所有会社との契約に関与した疑いがあるとして市議会の議員政治倫理審査委員会は6月5日、中岡久徳議員(70)から聞き取りを行った。中岡議員は「関与はしていない」と疑いを否定した。【政倫審の冒頭に質問する中岡議員=伊賀市役所で】

 中岡議員が契約に関与したかについては、3月22日にあった百条委員会の議事録に、証人として出席した産業振興部次長(当時)が「面積と借地料、契約期間の交渉は全て中岡議員を通じて行ったとのことだが、間違いありませんか」との質問に「間違いありません」と証言。更に次長は「口頭では中岡議員からいいという返事ももらった」と答えている。

 中岡議員はこの議事録の抜粋が政倫審の資料になっていることについて「土地所有者と私、次長の発言が違う」と指摘。「何月の何日にどこで会って私に話をしたかをはっきりしてほしい」と訴え、「面積のことは市の意向を伝えた。所有者にどうですかと考えを聞いて、また市に伝えた」と従来と同じ主張を繰り返した。

 委員からは中岡議員の発言に対し「次長が(中岡議員からの返事を)聞いていないなら、偽証していることになる」との意見も出た。次回の政倫審は14日の予定で、中岡議員に対する措置内容の検討など審査結果まとめる方針。