「目指せアスリート」とばかりに、壁をよじ登る園児たち。名張市丸之内の昭和保育園に、スポーツクライミング・ボルダリング用の人工壁が登場した。【真剣な表情で壁を登る園児=名張市丸之内で】

 「雨天時の室内用遊具を設置し、3歳から5歳の体力向上、集中力や忍耐力を養うために設置を企画した」と話すのは吉矢寿香園長。スポーツクライミングが2020年の東京五輪で新競技に採用され、注目を集めていることもあり、子どもたちにも興味を持ってもらおうと、今年度のメイン事業として、運営する名張市社会福祉協議会の自主財源で実現した。

 「ホールド」と呼ばれるさまざまな形状の突起の付いた壁は、縦2・7㍍、横4・5㍍。設置された部屋は園児たちが「パワールーム」と名付け、積極的に挑戦している。

 吉矢園長によると、設置が決まり、部屋を作り始めてから、園児も保護者も興味津々だったという。使い始めた5月8日以降、園児らが次々に挑戦し、回数を重ねるごとにより高く登っていける子が増えてきた。

 らいおん組(5歳児組)の松岡璃桜菜ちゃん(6)は「一番上まで登れるようになった。(決められた)ルートでゴールしたい」とニッコリ。丹田龍翔ちゃん(5)も「足の裏が痛い」と言いながらも笑顔を見せ、田野歩武ちゃん(6)は「まずは天井まで行きたい」と意気込んだ。

 職員からも「ボルダリングを通じて筋力がアップすると思うので、今年は鉄棒で逆上がりができる子も増えるのでは」と期待の声が上がっている。

2018年5月26日付724号2面から