6月14日からロシアで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーが5月31日発表され、名張市矢川出身でJ1・セレッソ大阪所属のMF山口蛍選手(27)ら23人が選ばれた。山口選手のW杯代表への選出は4年前のブラジル大会以来2度目で、地元では住民らが発表会見の様子を見守り、大会での活躍を願った。【会見で山口選手の名前が呼ばれ喜ぶ亀井市長(前列右から2人目)、蛍サポータークラブ・井上代表(同3人目)ら=名張市安部田で】

 同日午後4時から行われた日本サッカー協会の会見を前に、同市安部田の錦生市民センターには住民ら約30人が集まり、テレビ中継で選出の知らせを待った。会見で西野朗監督が16人目に山口選手の名前を読み上げると、住民らは「やった」「おめでとう」と口々に祝福していた。

 矢川の住民らでつくる「蛍サポータークラブ」の井上政征代表(77)は「安心しました。思い切り実力を発揮してくれるよう、地域として、サポータークラブとして盛り上げていきたい」、亀井利克市長は「(代表に選ばれ)ほっとした。コンディションを最高に整え、大活躍してほしい。大いに応援したい」と喜びを語った。

 山口選手の父・憲一さん(51)は「2大会連続で選ばれたことを大変うれしく思う。前回大会からの4年間、心身ともに苦難を乗り越え、その積み重ねがこういう形になった。持てる力を全部出し切って、良い結果につながるよう全力でプレーしてほしい」と市を通じてコメントを寄せた。

 山口選手は地元のクラブ「箕曲WEST SC」出身で、中学時代からC大阪の下部組織でプレー。2009年にトップチーム(当時はJ2)へ昇格して以来、豊富な運動量を武器に、チームの中心選手として活躍してきた。16年には約半年間、ドイツの「ハノーファー96」でプレーし、同年6月にC大阪へ復帰した。