伊賀市議会(定数24)が2017年度政務活動費の収支報告書をとりまとめた。総支給額は552万円で、執行率は68・3%(昨年度比約4ポイント増)。残額の175万1607円は市に返還した。5月25日から市役所2階の議会図書室で閲覧対象の文書を公開している。

残額175万円 市に返還

 政活費は条例に基づき、議員が行う調査研究やその他活動に必要な経費の一部として交付している。個人支給の同市議会の場合、年額24万円は4月と10月に各半年分を一括して議員の銀行口座に振り込んでいる。

 項目別で支出額が最も多かったのは行政視察の交通費や宿泊費などの調査研究費約206万5千円(22人)で、次いで多かったのは研修費約106万5千円(13人)。書籍購入費や新聞雑誌の購読料など資料購入費は約50万円(17人)、プリンターのインク代やインターネット利用料など資料作成費は約16万円(10人)、パソコンなど事務機器の購入やリース代など事務所費は約6万円(3人)だった。携帯電話代は個人的な使途の経費に当たるとして政活費への計上を認めていない。

 昨年度は改選1年目で、各議員の収支報告額では最少が桃井弘子議員(40)の資料購入費2万5592円で、山下典子議員(56)と田中覚議員(59)、森川徹議員(40)、百上真奈議員(58)の4人は主に調査研究費や研修費で全額使い切った。中岡久徳議員(70)は交付申請をしなかった。

2018年5月26日付 724号23面から

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