大雨による地すべりなどに備え、伊賀署と防災関係機関が5月16日、伊賀市外山にある災害危険個所を調査した。【現場説明をする林委員長(右から2人目)と調査に参加した川上公二伊賀署長(右端)=伊賀市内で】

 参加したのは地元区長らで組織する「府中地すべり防止対策事業委員会」を始め、警察や消防、行政の各担当者ら約20人。この合同調査は梅雨や台風の時期を控えた毎年この時期に実施している。

 この日調査した柘植川右岸にある外山地区と大谷、山神、土橋、西条、東条、坂之下、外山の7地区は東西に隣接しており、1953(昭和28)年8月の東近畿大水害機に国が災害危険個所に指定した。対象エリアには370世帯約1300人が暮らしている。

 今年は2012年に完成した「外山1号堰堤」付近を調査。人家の裏山などには同様の堰堤や擁壁、水抜きボウリングなどが多数設置されており、西条地区にある観測所の雨量が140ミリを超えると、避難指示のサイレンを鳴らすという。

 指定地域では毎年7月に避難訓練を実施している。今年は16日を予定しており、同委員会の林武男委員長は「万が一に備えた取り組み。危機意識を住民全体で共有したい」と話した。