伊賀市が伊賀神戸駅近くに借りたバス待機場用地の契約を巡る問題で、市議会は5月15日、岡本栄市長に百条委員会がまとめた調査報告書に基づく事務執行の要請書を提出した。岡本市長は「書いてあることは当たり前のことで、従前からやっている」と不快感をあらわにした。【岡本市長に要請書を手渡す岩田議長(中央)=伊賀市役所で】

 3項目にわたる内容は▼必要な協議記録や交渉記録の作成・保存の徹底▼法令などを遵守し、説明責任の果たせる事務の執行▼口利きに対応する取扱い要綱が十分に機能するよう、市長自らが職員に徹底させ、要綱の改正を含めた抜本的な見直しなど。要請書は岩田佐俊議長と生中正嗣副議長が応接室を訪れ、手渡した。

 市長の発言は岩田議長らの退室後で、百条委が「いずれの部署でも記録が残されていないことは不自然でずさん極まりない」などと指摘し、4月の市議会臨時会に提出した報告書は「一方的な話だ」と反論。要請書の内容も「本当の交渉が始まってからは記録が全部残っている。口利きで動いたことはない。今の時期に(要請書)出したのが不思議」などとぶぜんと答えた。

 これらの市長の発言に対し、岩田議長は「当たり前のことを伊賀市では守られていないのでしっかりやりなさいという内容であって、市長の発言は意味不明。不服なら文書で出せばいい」と呆れていた。