伊賀市が今年度から年金受給者や個人事業主らが加入する国民健康保険の税率を引き上げる。保険年金課によると、改定後は1人当たりの保険税が平均約12%増の約8万4000円となり、県内14市では同市だけが増額する見通し。

 税率改正は5年ぶり。税率を引き下げた13年度以降は県内14市でも保険税(料)が低かったが、年約2億円から4億円の幅で赤字が続いていた。一方で、加入者1人当たりの医療費が増加し、16年度は39万2000円だった。

 加入者数も年々減っている。14年度で2万2906人だったのが、昨年9月末現在で2万399人と約1割少なくなった。16年度は不足した財源を約9億円あった基金から取り崩し対応したが、税率を据え置いたままだと、数年で底をつく状況だという。

 国民健康保険の財政運営は今年度から都道府県に移管。三重県は加入者負担の公平性から、将来的に市町間で約1・8倍の開きがある保険税(料)を所得水準や世帯構成に応じて統一する方針を示している。