都内を拠点に音楽活動を展開する4人組ロックバンド「Yeti」(イエティ)。ギターを担当するのは、名張市つつじが丘出身の沢村英樹さん(31)だ。月に数本のライブに出演し、精力的にギターを弾く。【「Yeti」の沢村さん(提供写真)】

 南中学校1年の時、地元出身のビジュアル系ロックバンド「DIR EN GREY」のギタリストDIEさんの格好良さに憧れた。「ギターをやりたい」と、エレキギターを買ってもらい、独学で弾き始めた。

 中学と名張高校時代はバンドを組み、ライブイベントにも出演。18歳の時にはオリジナル曲も作り、大阪市内でライブ活動を始めた。

 大阪で個性豊かなバンドと交流するうち、東京で活動するバンドの“勢い”を知ったという。20歳の時、「甘えを捨てて本気で音楽に向き合おう」と単身上京。さまざまなビジュアル系バンドを渡り歩いた。

 2015年、結成3年となるYetiのメンバーに誘われ、ギタリストとして加入。以来、攻撃的なロックからポップな楽曲まで多岐にわたる演奏で人気を集めている。6枚目のミニアルバムや初のフルアルバムを発表した一昨年と昨年はツアーで全国を回った。

 今年は都内で地盤を固める予定だそうだが、「地元でもいずれはライブをしたい」と意欲に燃えている。永遠の憧れであるDIEさんには10代のころ、実家近くで偶然出会い、サインをもらった。その時の感動は忘れられず、「いつか自分もそんな存在になれるよう努力したい」と話す。

 昨秋撮影に参加した映画「夢の音」では、ギタリストのユタカ役にも挑戦。音楽が絆を結ぶ物語だといい、「音楽は常に人の生活に寄り添っている。数多くの人に寄り添えるよう日々精進したい」と語り、「いつか、ひやわんと肩を並べる名張の観光大使になれたら」と地元愛も深い。

2018年3月24日付720号1面から