名張署は4月12日、名張市内に住む80代の無職女性が、現金600万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 発表などによると、今年1月中旬ごろ、女性方に「民生委員のカワノ」と名乗る男から「『フジソフト』にあなたの名前で契約がある。取り消すには代わりの人の名前を登録しないといけない」などと電話があった。女性が「代わりがいない」と答えると電話が切れ、同日夕方に「クドウ」と名乗る男から口止めの電話が入るなどしたという。

 数日後、今度は「アキヤマ」と名乗る男から「刑務所に入りたくなかったらお金が要る」などと強い口調で電話があり、貯金額などを話したところ、その後、再び「クドウ」を名乗る男から「毎日50万円ずつ下ろして家に保管するように」と言われた女性は、同じ金融機関のATM機で12回、計600万円を引き出し、自宅に保管していた。

 2月5日になって、再度「クドウ」から「明日の昼前に部下がお金を取りに行く。この金は3月下旬か4月に入ったら返す」と連絡があり、翌6日正午ごろ、自宅に来た男に現金を手渡した。女性はその後、連絡が無いことを不審に思い、同署へ相談に訪れたことで事件が発覚した。

 同署によると、現金を受け取りにきた男は30代くらいの175㌢くらいの小太りだったといい、捜査している。