春の全国交通安全運動出動式が4月6日、伊賀市四十九町の三重県伊賀庁舎の大会議室であり、警察や行政、交通関係団体の関係者ら約100人が参加した。期間は15日までの10日間。【交通安全宣言をする宮田会長(右端)=伊賀市で】

 開会宣言の後、岡本栄市長は「心が浮き立つような落ち着かない時期。7日からは春最大の行事である伊賀上野NINJAフェスタが始まる。交通安全の啓発などで子どもやお年寄りが犠牲にならないようしていきたい」と述べた。

続いて、3月末に伊賀署へ着任した川上公二署長は「皆さんと一緒になって広報啓発活動をし、地域住民がこれまで以上に交通安全に対する意識やマナーを高めて頂けるように頑張っていきたい」とあいさつした。

交通安全宣言では、伊賀市老人クラブ連合会の宮田淳会長が「正しい交通ルールのもとマナーを守り、積極的に交通事故防止に貢献することを宣言します」と読み上げた。

同運動は1948(昭和23)年の交通事故増加を受け開始。この日は雨で、出動式の会場が屋内に変更。参加者たちによる街頭啓発は中止となった。

2018年に入って発生した伊賀署管内での交通事故総件数は4月5日現在で755件(前年同期比24件減)、人身事故27件(同35件減)、死亡事故0件(同2人減)、負傷者36人(42人減となっている。

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