伊賀市議会3月定例会は最終日の23日、2018年度一般会計予算案から同市上野中町にある上野ふれあいプラザの解体工事設計業務委託料(約1021万円)と北泉家住宅の利活用基本構想策定業務委託料(162万円)を削除する修正案を賛成多数で可決した。

修正後の予算額は453億3507万円。修正案の提案理由で、中谷一彦議員(公明党)は解体工事経費について「入居する社会福祉協議会などの移転先が決まっていない」、文化財保護整備事業に含まれている北泉家住宅の経費は「市の総合計画で利活用の具体的位置付けがない」と説明。空森栄幸議長を除く採決の結果は賛成21人、反対2人だった。

北泉家住宅は1888(明治21)年に建造された旧初代上野警察署庁舎の国登録有形文化財。2013年8月に岡本栄市長が所有者で脚本家・作家の北泉優子さんから寄贈するための目録を受け取っていたが、移転登記の手続きは行っておらず、市や教育委員会によると、市所有の施設ではないという。

また、同市小田町の上野運動公園プールを今月末で廃止する体育施設条例の一部改正案と、市が損害を補償しない範囲を改める水道事業給水条例の一部改正案の2議案は賛成少数で否決した。その他は最終日に追加された3件を含む議案63件を可決・同意、市公共施設最適化基金条例の制定案は継続審議とし、閉会した。