教員と学生の相互訪問による国際的な学術交流などを目的に、近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘7)と英イングランド中西部・チェシャー州にある州立の高等教育機関「チェシャーカレッジ サウス&ウエスト」が3月22日、相互に協力・交流するための覚書に調印した。【握手する村田校長(右)とヤララキス校長代理=名張市春日丘で】

昨年4月に2つの学校(サウスチェシャーカレッジ、ウエストチェシャーカレッジ)が合併し誕生した同カレッジには、義務教育を終えて大学などへの進学を目指したり、就職のために職業訓練を受けたりする16歳以上の学生が学んでおり、英語の習得を中心とした留学生向けの国際的なプログラムも用意されている。

同高専では、同カレッジ近郊にある「ミッドチェシャーカレッジ」と、短期の相互訪問を柱とした交流を続けてきたが、近年は相手校の組織変更などによって関係が希薄に。しかし、担当教員がサウスチェシャーカレッジに移ったことで、新たな交流が生まれたという。

この日の調印式で、同高専の村田圭治校長は「本校では2016年に国際化推進ビジョンを策定して以降、さまざまな取り組みを進めてきた。今回の調印は、国際化の推進とグローバル人材の育成に大きな意味を持つ」と期待を込めて話し、同カレッジで国際交流を担当するステリオス・ヤララキス校長代理は「このパートナーシップが、両校の教職員や学生がともに活動・学習し、互いの文化や価値観を学び合う機会になると確信している」と語った。

両者間では今後、教員と学生の短期相互訪問の実施や、英語を学びたい学生の同カレッジでのサマープログラムへの参加など、交流事業の実施に向け協議を進めていくという。