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 伊賀市が伊賀神戸駅近くにバス待機場・転回場として借りた土地の契約をめぐる問題で、市議会の特別調査委員会(百条委)は2月16日、証人4人から関与の有無などについて聴取した。市長や職員に働きかけをした疑いが指摘されている中岡久徳市議(70)は「一切ない」と否定した。【証人の中岡市議から聴取する百条委のメンバー=伊賀市で】

 証人尋問は今回が初めて。市が借地契約を結んだNRKエナジー合同会社に土地を売却した丸中産業の現代表取締役で中岡市議の親族男性(27)▼2013年1月から16年3月まで副市長だった現県職員の辻上浩司氏(53)▼エナジー社で代表社員を務める男性(31)▼中岡市議の順で各40分間聴取した。
 書面で回答したエナジー社の代表社員は、丸中産業を通じて市側が土地を借りたいという意向があることを聞き、土地の購入代金2200万円は銀行からの借り入れと説明。「このような騒ぎとなってしまい非常に困惑している。可能であれば、契約は早期に解消したいと考えている」と答えた。土地の売買金額を聞いた委員からは「5年で回収できる」と、市が提示した借地料の金額を疑問視した。
 土地は同市比土の駅から約200メートル離れた場所にあり、面積が約3000平方メートル。借地料は月額36万円で、契約期間の2036年3月まで市が使用し続けた場合、支払いの総額は計約8373万円に上る。市が根拠とした評価額は1平方メートル当たり3万6000円だった。
 前回の百条委では、市がエナジー社から内部協議用として提出された売買契約書の写しに金額の印字や収入印紙の貼付がなかったことが分かっている。
 次回は27日で、百条委は土地の売買契約を結んだ当時に丸中産業の代表取締役だった中岡市議の親族女性と、市側の契約交渉担当だった産業振興部の東弘久次長に証人として出頭要求することを決めた。